火曜日 2018 11 10

 アメリカの選挙の投票日は、火曜日です。
なぜ、火曜日なのか不思議に思うでしょうが、
一部の評論家は、こう言います。
 アメリカで「エスタブリッシュメント」と呼ばれるエリートたちが、
国民を支配するには、都合の良い「曜日」である。
 私も、そう思います。
本当に民意を問いたいならば、
投票日は、日曜日にすべきでしょう。
 いや、インターネット発祥の地であるアメリカは、
インターネットで投票ができるようにすべきでしょう。
 しかしながら、火曜日という「制限選挙」をやめると、
どんな結果になるかについて想像もできないという不安が、
アメリカを支配するエスタブリッシュメントにはあるでしょう。
 しかし、アメリカは、「民主化」を目指すべきです。
このような「制限選挙」をやめて、
誰もが気楽に投票できる「自由選挙」に変えるべきです。
 山田順氏は、2018年11月9日の「iRONNA」で、こう書いています。
なぜ投票率が低いのか。
投票日が火曜日だからだ。
 これでは多くの人間、特に時間給を稼がなければならない低所得層は、
選挙になど行けない。
 会社によっては、休みを認めたり、投票後出勤を認めたりしているが、
それはホワイトカラーの話である。
 しかも、米国には住民登録制度がないので、
投票のための有権者証明ハガキなどは送られてこない。
 選挙権を行使したければ、有権者自身が事前に有権者登録を行う必要がある。
これは非常に面倒臭く、余裕のある人間しかやらない。
 なぜ、こんなシステムになっているかというと、
1845年に制定された連邦法が改正されていないからだ。
 当時、米国は農業国で、
人々は日曜日に教会に行き、移動手段は馬車が基本だった。
 そのため、月曜日に馬車で投票所に出向いて一泊し、
火曜日に投票することが、もっとも理にかなっていたのだという。
(引用、以上)
 実は、私は、火曜日という投票日には、
あまり違和感を持っていなかったのです。
 私は、「大草原の小さな家」というテレビドラマを見て育ったので、
「人々は日曜日に教会に行き、移動手段は馬車が基本だった。
そのため、月曜日に馬車で投票所に出向いて一泊し、
火曜日に投票することが、もっとも理にかなっていたのだ」ということについては、
あまり違和感を感じなかったのです。
 しかし、日本の便利な投票システムに慣れてくると、
アメリカの「火曜日」という投票日には、違和感を感じるようになったのです。
 日本の場合は、投票日は日曜日で、
投票時間は、午前7時から午後8時までとなっています。
 また、投票日が近付くと、市町村役場から、
有権者全員に「招待状」が届きます。
これは、正式には「投票所入場券」と言います。
 さて、中国政府に「民主化」と言うと、
彼らは、非常に嫌がりますが、
アメリカ方式の「制限選挙」を実施すれば、
共産党幹部は、だいたい当選できるでしょう。
 習近平氏は、間違いなく大統領に当選できるでしょう。
共産党幹部も、上院議員に当選できます。
だからこそ、中国は、早急に民主化を実施すべきです。
 ただし、日本方式では、非常に危険です。
中国で選挙による「政治革命」が起こるでしょう。




































































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